ゾロアスター教寺院。1500年以上も前から絶やされたことがないという聖火がある。正面上部に善の神、アフラ・マズダの像が見える。
善霊アフラ・マズダと悪霊アーリマンがこの世を舞台に対立している。人間は自由意志においてどちらにも参加可能であるが、結果的には善霊が勝利するという。悪霊に荷担した者は最後の審判において罰をうけるとされる。火が善神、闇が悪霊の象徴。
アミール・チャクマーグ広場。イランの都市のところどころにこのような小さな広場がある。
モハッラム月(殉教月)にはシーア派の3代イマームであるホセインの殉教劇が、広場で催される。メナーレのある後の建物は殉教劇の観客席として19世紀に建造されたもの。
西暦680年、モハッラム月の10日、シーア派のホセインは、政治の不正が多かったスンニー派のウマイヤ朝の打倒を目指すが、目的は果たされずカルバラという土地で殺され、婦女子を除く一族が全滅した。シーア派信徒にとって正義が悪に敗れた悲しむべき日であり、モハッラム月(殉教月、日本の4月頃)にはアーシューラーという最大の宗教行事が行われる。人々は黒い服を着て祈りを捧げ、我が身を鎖で打ったりしてホセインの殉教を追体験する。ナフルと呼ばれる巨大な木造の御神輿が見える。
アミール・チャフマーグのタキイェ。(モスクや貯水池、バーザール、キャラバンサライなどの複合施設)15世紀頃建造。
シーア派イマーム、ホセインのゆかりの地。手前の青いモスクは、イスラム建築を代表するマスジェデ・ジャーメ(金曜日のモスク)。中庭にはガナート水路に降りる階段があり、かつてはここで流れる水で礼拝前に身を清めた。
15世紀に壁面やドームが釉薬タイルで覆い尽くされるようになった。タイルの技法は2種類ある。一つは、単色で焼き上げたタイルを刻み、紋様に合わせていろいろな形や大きさの彩色タイルを並べて集成したモザイク・タイル。
もう一つは、正方形タイルに釉薬で絵付けをして焼き上げ、形や大きさが一定のそれを貼り合わせる絵付けタイル。写真の遠くに見える細かな絵の部分が絵付けタイル。前のものはモザイク・タイル。
モザイク・タイル。